宇都宮の呼吸器内科に通っていた頃父親がガンになって食道を取り、胃を伸ばして繋げて食道のかわりにする手術をしました。それ以前も何度も放射線治療を受け、患部付近はボロボロになっていました。その為食事もほとんど食べられなくなり、タンがたまって苦しそうなのに強く咳をすると大きな血管が破れてしまうとのことであまり咳もできず本当に不自由そうでした。その姿を見ているのが辛かったです。
私たちにはどうする事もできないと思っていたのでひたすら父が少しでも楽になるようにと祈り、あまり暗くならないように明るく振る舞う事くらいだけでした。入院の時は父が気を使う性格という事もあり、あまりお見舞いに行くと頑張ってしまうと思ったので私は最低限しか行かず、身の回りの事は母がしてくれていました。私たちはお医者さんじゃないので病気の事はどうする事もできないけれど、気持ちの面でストレスにならないように気遣う事くらいはできると思いますし、とても大事な事だと思います。
乳癌などにも言えますが、放射線治療、抗ガン剤などは不自由になったり場合によってはお別れを早めてしまう事もあると思うので、お医者さんに言われるままではなくしっかり考えて後悔のないように選んでほしいと思います。